今年も先生シリーズの名刺デザインは続く(^^)
….ということで、和田先生と永田先生と吉村先生の3者非常に個性あふれる
名刺を貰って「この人名刺を頼みたい!」と思ってくださった、
鹿児島の小学校の先生、芭蕉先生の名刺のご紹介です。
納品名刺仕上がりは今までにない多色ポップな印象の名刺ですね(笑)
先生のお話をお伺いする中に「守破離」という言葉がありました。
「守」とは師の教えを忠実に守ること、つまり基本。
「破」とは自分で考え工夫すること、つまり自立の段階。
「離」とは独自の新しい世界を確立すること、創造の段階を指しています。
教えるを守破離に置き換えたとき、小学校の段階で教えることは「破」の領域ぐらいまでだと考えました。先生は複式学級を以前の学校では教えており、複式学級の中では生徒同士が教え合ったり、先生役に回ったりと、
先生が生徒に教えなければならないという概念を取り払い、生徒同士が教え合う学びの形があります。
また近年ではICT教育などにみる、今までの教えの概念を変える形など、学びや教えの概念を「破(壊す)」し、先生なりにオリジナルを取り入れていく姿勢が打ち合わせの中で感じた芭蕉先生のこれからの教えの目標のように感じた次第です。
上記からの着想を受け、名刺中央に据えてある大枠の枠組みが、
本を開いたイメージや窓としています。(=教えるという枠組みを意味)
周りの枠組みはカラフル(オリジナル、自由な、楽しい、ワクワクする、)
ですが本の中身は白(=空白=打ち破る)です。
ロゴの近くにある英語にはこう据えました。
Breaking Down the Concept of’Teaching’=教えるという概念を打ち破る
当初、話の中で個人名刺と仕事名刺、どちらを持とうか〜を
悩まれていたこともあり、上記デザインのちょうど真ん中白枠プラス箔押し三角上下部分はトムソン加工でカットし、枠を学校名刺、と切り抜いた先の名刺が個人名刺で両方で名刺を分けるという仕様(まさに=破そのものの名刺の形)をとっていましたが、個人名刺側が豆名刺だったため無しに(笑)
そこから上記の形は変わらないのですが、色や文字配置等の見直しをして
切り抜かない形での破のイメージでデザインしています。
両面のデザインはこのような形です。(※HP用に一部文字情報を再編)
文字系統は全面ホログラム銀箔押しです。
先生、銀色が好きとのことで銀となりました。
私的には銀で飛び散る破のイメージっぽいカラーでもあります(笑)
角度により色が変わりますのでまさにそんなイメージ。
紙質がスタードリーム紙を使ったので色が乗っているところも輝きが見られます。
ポップで楽しい学びが自由な余白からたくさん生まれそうですね^^
今回は当初の案から結構修正再編したのですが、
変更後のものを特に気に入って頂けたようで、徳留ホッと致しました。
たくさんの方をつなぐ名刺となりますように!
芭蕉先生、ご依頼ありがとうございましたw^^w