こちらも2月の仕事初めにお話頂いた案件!
鹿児島純心女子中学校・高等学校様90周年ロゴデザイン担当させて頂きました。

この案件は結構特殊でして、生徒さんが考えた90周年のロゴを最初に募集し、
その募集の中で1位になったロゴデザイン(というかイラストの方に近いかな^^)を
ロゴにブラッシュアップするというデザイン案件でした。

打ち合わせではロゴを作った生徒さんにお話を伺ったり〜
先生に学校の歴史からと今の純心までを伺ったりでしたね^^
歴史的背景やキリストについて調べたり、また教えていただいた内容を深掘りする作業、
なにげに去年の小樽で見たステンドグラス博物館のステンドグラス写真を
見返して柄みたりとかね(笑)色々してでてきたのが上のロゴです。

当初のロゴラフをお出しできないのでどう変わったのかが分かりづらいですが、
形として残してるのはハートと制服と90のリボンです。
ラフの中では別々にあったのものすべて馴染むように一体化させたデザインとなりました。

特に先生からはこのロゴのテーマについてはなかったのですが、
徳留の中で定めたテーマとしては「90年後の純心生の心のありよう」を
具現化したロゴというテーマがあります。

純心自体の校章のロゴは元々「心」という意味があり、(これ漢字辞典調べると
この漢字の成り立ちの象形文字ほんとに校章に似てるのですよねー笑)
でもこの心ってもうちょっとだけ具体的にすると今どんな形の心なの?というのを表現することを
目的としました。校章の横に並ぶであろうから、どんな「こころ」なのかがわかるといいな^^
というのが最初にあります。

そして、生徒さんが考えた心なのだから、それは生徒さんの心が一番出るものです。
今回はラフとしては先にある状態でしたが、そのラフ各要素が、細かくどう意味を成し、
形の中に落とし込むのか〜ロゴを考える際はいつも考えることです。
(それが上記のような細かさですね(笑))

この中で特に徳留が力をいれたのは、空気感の表現、襟部分の意味合い、
「心の内」を更に感じるようにハートを入れた表現、あとは柄になるような仕組みづくり
(th部分=キリストの意味合いと柄でもキリストを表現する)ですね。

ご要望の中に「ロゴで柄にできるといいなぁ〜」という難題がありました(笑)
ということでロゴを上下左右配置するとクローバー柄(四つ葉のクローバー)になります。

実は四葉のクローバーのモチーフの起源はキリスト教と関係が深く、
修道士であるパトリックがクローバー(シャムロック)の三つ葉を
「信・望・愛」にたとえて人々にキリスト教の教えを説いた際、
珍しい四葉を「幸運」に例えたことから、幸せの象徴としてのモチーフが
生まれたのではないかとされています。

そしてこのロゴの90thの「th」のh部分を上下左右すると
さらにキリストの十字架になるという仕掛けを施しています。
制服の点線2本柄もクローバーにすると葉脈のように見えて、
このためにあるようなロゴとなりました(笑)

柄を使うとこの可愛さ….これ最強柄やん!と作っていてテンションあがりました。
提案時、先生も大興奮(笑)

ロゴづくりの中で最後までとても悩んだ点としては、
学校の恒例となっている、「魂ゆずり」の花を入れるか入れないか。
(魂ゆずりとは〜純心の精神を花言葉であらわしたものを上級生から新入生に受け継ぎます。
具体的内容、Youtubeにありましたので気になる方はどうぞ^^)

実は生徒さんのラフの中にもあったため、この扱いに最後まで本当に悩んだのですが(笑)
最終はお花を入れないスッキリ案に決定しました。(お花を入れた案もありました〜)
そのためロゴとは別途として魂ゆずりのお花を補助的に配置するなどのかたちでの
提案もおすすめさせていただいた次第です。

実を言うと….先に生徒さんのロゴラフがあるから
いつもよりはそんなに時間がかからないかも….と思ってたのですが、
逆にいつもよりも大変だった今回のロゴデザイン。。。(笑)
いつもと違うからこその新しい刺激を受けて楽しく作成させて頂きました。
勉強させていただきました….(笑)
鹿児島純心女子中学校・高等学校様ご依頼ありがとうございました^^w

※もしかするとー完全に終わってないので
追記記載のパート2記事があるかも….?
終わってもし出せそうでしたらまたご紹介しますね。
お楽しみに^^

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